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第1回コミュニティー・トーク・イベントを終えて…

2014.08.26|BLOG, COMMUNITY EVENT

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先日行われたFOOD&COMPANY初のコミュニティートークイベント「80年代生まれがつくるフードカルチャーの新しいかたち」にお越し頂いた皆様、改めて有り難うございました!ここ数年、多くの80年代生まれが「食」をキーワードとしたビジネスやお店を始めている、という緩やかながら確かな東京でのムーブメントの背景にあるものとは?そんなトピックを私たちなりの切り口でお話しさせて頂きました。

当日は予想を遥かに超える約90名もの方にお越し頂き、たくさんの有り難いフィードバックを頂きました。今回のイベントで印象に残ったキーワードとして、特に多くの方があげて下さったいくつかをご紹介:社会や人と人の本質的なつながり/帰属意識(sense of belonging)、メディアとしての「食」、個人商店(インデペンデント)や実店舗の価値、消費のあり方から変えるライフスタイル、日常の中の豊かな時間などなど、実に多岐にわたるものでした。

今回参加してくれたパネリスト3名、Onibus Coffeeの坂尾 篤史君、Paddlers Coffeeの松島大介君、国連大学前ファーマーズマーケットを運営するる田中佑資君たちも皆方法は違えど、共通した「食」というツールを通じて彼らの考える社会やコミュニティーの理想の姿、そしてそれらとの上手い、楽しい付き合い方を発信してくれました。みんなそれぞれの違った考えにたくさんの刺激をもらいつつ、大事なところをちゃんと共有できるこんな仲間達と作り上げていくこれからのムーヴメントの発展にとてもワクワクしました。

今回は80年代生まれというくくりでしたが、もちろん、この新しいフードカルチャーの動きは年齢や生まれた年で明確な境界線が引けるものではありません。でもやっぱり、育った社会の背景や時代の流れが個人の価値観を形成するのに大きな影響を与えるのも事実。そんな中、物心ついた頃にはすでにバブル崩壊後、「お金」や「物質的豊かさ」というあまりにもろい価値基準に、80年代生まれの多くは価値を感じられくなっているというのが現状です。そんな私たちの多くが今、「食」という自分たちの生の根底を支える、一番身近で原始的なメディアを通じて、目の前の暮らしをいかに営むべきかと模索している。でもそれは、もしかしたら当たり前の時代の流れであり、拝金主義や過剰な効率化や合理化によって人間が人間らしさを失ってしまったこれまでのメインストリーム社会へのオルタナティブの提案なのかもしれません。

社会の一メンバーとしての自覚と責任ある営みをどう表現し、いかに関わっていくか、という一見重たくなりがちなテーマを、ちゃんと自分たち自身が楽しみながらアプローチし、発信していく。そんなカジュアルで柔軟な考えと姿勢をもった仲間が80年代生まれにはとても多い気がします。

このムーヴメントが一過性のファッションで終わる事なく、私たちの社会にしっかりと根を張る為に私たちは今、そしてこれから何ができるのか、次回のトークイベントではそんな所にも触れていければ、と思います。

top photo credit:  instagram @utosh  #TokyoFoodCulture #foodandcompany